MACアドレス
こんにちは。cloudpack猪井です。続いてMACアドレスをみていきます。
MACアドレスとは
MACアドレス(Media Access Control Address)とは、NICごとに割り当てられた、16進数で書かれた48ビットの番号です。
NIC(Network Interface Card)とは、コンピュータをネットワーク(LAN)につなぐために必要な拡張カードです。 NIC一つ一つに固有のMACアドレスがつけられています。
つまり、MACアドレスは、ハードウェアによって規定された物理的なアドレスです。ソフト的に割り当てられるIPアドレスとはここが大きく違います。
ベンダーコードと独自コード
MACアドレスはベンダーコードと独自コードの2つのコードによって成り立ちます。 ベンダーコードとは、前半の24ビット分で、製品の販売会社ごとに決められた番号で、独自コードとは、後半の24ビット分で、各販売会社が独自につけた番号です。
MACアドレスも、基本的に番号が重複することはありません。
例)
06:89:7C:A8:56:B9
↑ ↑
ベンダーコード 独自コード
〜雑感〜
前エントリの説明では省いてしまいましたが、IPv4のアドレスは32ビットであるため約43億個しかなく現状ほぼ枯渇しており、128ビットのIPv6の普及も進んでおらず、問題になっているようです。
対照的にMACアドレスは48ビットであり枯渇の心配はほぼありません。
こういうのってどういうふうに決まったんでしょうね。
MACアドレスの規格を決める際には、「絶対に枯渇しないように」ってあらかじめ考えていたんでしょうか。
今回はここまでです。
次のエントリでは、IPアドレスをもう少し深く掘り下げてみましょう。
IPアドレス
こんにちは。cloudpack猪井です。
引き続きネットワークの基本について学んでいきます。
コンピュータ通信で情報をやりとりする上で、各コンピュータの住所のようなものが必要です。この住所には、IPアドレスとMACアドレスの2種類があります。
今回はIPアドレスについて書きます。
IPアドレスとは
IPアドレス(Internet Protocol address)とは、ネットワークに接続されたコンピュータ1台1台に割り振られた識別番号です。
したがって、インターネット上につながれたコンピュータのIPアドレスが重複することはありません。
2進法
IPアドレスを表記する上で、コンピュータの情報の表現の仕方を知る必要があります。
コンピュータは情報を、ONを1、OFFを0として、その組み合わせで表現しています。
この0と1だけを使って数値を表す方法を2進数といいます。
コンピュータが扱う情報の最小単位をビット(bit)といいます。
binary digit(2進数字)の略であり、2進数の1桁のことです。
IPv4
IPにはIPv4とIPv6があり、現在通常使われているのはIPv4のIPアドレスです。
IPv4のIPアドレスは、8ビット(1バイト)ずつ4つに区切られた32ビットの数値が使われ、
私たちが普段使っている10進数の形で表記されています。
例)
2進数 01111010 00001000 01000011 00010111
↓
10進数 122.8.67.23
2進数と10進数、そしてこのあと登場する16進数に関しては、以下のサイトがわかりやすかったので参考にしてください。
2進数、16進数と10進数 - CyberLibrarian
とりあえず今回はここまでです。
次はMACアドレスについて書きます。